罠やトラップは有効?カナヘビの捕まえ方
カナヘビを飼いはじめて4日後。
カナヘビの餌を探すために庭に出ていたところ『ササッ』と影が動き、庭に植えてある芝生が揺れました。
「バッタかコオロギかカナヘビが食べるやつだといいなぁ」なんて思って近づいてみると、
「…ん!?」
なんと小さな小さなカナヘビを発見!
既にカナヘビへの愛着がわき始めていた私は、この小さなカナヘビを見つけたとき
「この子も飼いたいなぁ…(ハート」
という欲求がわいてきてしまい、とっさに捕まえてしまいました。
そしてこちらが、新たに捕まえたカナヘビ。
黒い体をした体は小さく、見るからに子供のカナヘビです。
これで我が家のカナヘビは2匹に。
この小さなカナヘビの成長の様子もブログでご紹介していきたいと思いますが、今回はちょっと番外編。
これからカナヘビを飼いたいという方に向けてカナヘビの捕まえ方についてご紹介してみたいと思います。
「捕まえたいけどなかなか捕まえられない」という方はぜひ参考にしてみていください。
カナヘビに罠やトラップは有効?
まずは生き物の捕獲における定番である、罠やトラップについて検証してみましょう。
Youtubeなどではペットボトルを使った罠(トラップ)でおびき寄せて、カナヘビを捕まえるという動画があるのですが、私は難しいと思います…。
個人的な見解になりますが、その真偽もあやしいです…。
カナヘビはもともと臆病な性格で物陰に隠れているのが普通です。
餌を求めて彷徨い歩くような環境にカナヘビは住みつかないはずですから、わざわざペットボトルに入って餌を食べる確率はかなり低いのではないかと思います。
もしペットボトルトラップを仕掛けるにしても
- 仕掛ける場所でカナヘビを見たことがある(大前提)
- 逃げない餌を用意できる
- 長時間設置できる
これらの条件を全て満たしたときにだけ仕掛けてみるようにしましょう。
間違っても公園など、公共の場に仕掛けてはいけませんよ!
また、カナヘビは多少高低差があっても飛ぶことはできるので、運よくペットボトルに入っても逃げ出せる可能性も残っています。
さらに、ペットボトルトラップはカナヘビ以外のものを捕らえてしまう可能性も大きいということも理解しておきましょう。
中程度の昆虫類やアリ、下手をするとゴキブリなどを捕えてしまうかもしれません。
一応、批判するだけではなく検証はしてみました。
そばにカナヘビがいるのも見たことがあり、よく日向ぼっこをしている場所ですが、2週間仕掛けても何も起きませんでした。
これらのことから、労力を使ってトラップを作るのかどうかはよく判断してください。
私自身は、カナヘビは手で捕まえるものと考えています。
その方がとっても早いです。
カナヘビの見つけ方
ニホンカナヘビは日本全国に生息しているといわれ、住宅地や家の庭先でも見かけることがあります。
私自身も家の庭で捕まえました。
ただ住宅地にも現れるといっても、駅の近くなどの自然の無い場所、人通りの多い場所には住みついていないと思います。
調度良いのは、静かな住宅街で近くには畑や林などがあるような環境。
もしくはガーデニングや家庭菜園をしている住宅が多いか、庭の手入れをあまりしない家があるなど、緑や自然を残す環境が整っていることが条件と言えるでしょうか。
こういった場所には、餌となる蜘蛛やコオロギなどの小さな昆虫が多く、カナヘビが快適に生活していける環境と言えます。
私の子供が通う小学校では、校庭の芝生で捕まえることが多いそうです。
実際に私がカナヘビを捕まえたのも、庭の芝生の上、そして敷地境界線のコンクリートブロックの上です。
どちらも日向になっている場所で見つけることができました。
時間帯も同じくその場所に日が差し込む時間帯です。
調度日差しが強くなってきて、カナヘビが日光浴をしに出てきたタイミングだと思います。
カナヘビはこのような場所に自分から出てくるので、カナヘビが隠れている場所を必死に探すのではなく、普段から日差しが当たる場所を把握しておいて、お昼ごろにそっと動くものがいないか確認してみましょう。
近くまでいってワザと足音を立ててみるのも良いと思います。
カナヘビがいれば、音に反応して動くはずです。
カナヘビの捕まえ方
カナヘビを発見したら、まずは静かに様子を伺いましょう。
こちらが動いたりしなければ、カナヘビも素早く動いたりはしません。
こちらの気配に気づいていなかったり、目を閉じたりしていたら、一気に手を伸ばして周りの草ごと掴みに行きます。
包み込むようにすると指の隙間からでも逃げてしまうので、胴体を中心に掴むのが良いです。
とにかく意を決して素早く手を伸ばすのがポイント。
こちらに気付いている場合は、その場では捕まえず、虫あみなどを持ち準備を整えます。
そのまま網で捕まえられそうにない場合は、カナヘビの進行方向に虫あみを向け、焦らず壁際や自分の近くに誘導していきましょう。
この時、2本虫あみがあると上手く網の中に誘導することもできます。
カナヘビの逃げ道が限られてきたら、上記の要領で両手で捕まえにいきます。
手で捕まえられなかったり、早い動きについていく自信がないという方は、半分に切ったペットボトル、もしくはキッチン用の透明なボール・鍋の蓋などを使って、上から被せて捕まえる方法もあります。
カナヘビを狭い空間に閉じ込めることができたら、下から下敷きなどを滑り込ませるか、ゆっくりと手を差し入れて捕獲しましょう。
私が子供カナヘビを捕まえたときは、体が小さくて何度も私の手から逃げ出しましたが、1分間の格闘の末、最終的には胴体を掴んで捕獲することに成功しました。
小さなカナヘビはとっても可愛らしくて、我が家では一躍人気者に。
しかし、ここで新たな問題が…
「この子の餌はどうしたら…」
次回は、カナヘビは人工飼料を食べない?食べる?についてです。