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カナヘビは青虫を食べる?

最終更新日:2020/12/22 カテゴリー:カナヘビの育て方,
カナヘビは青虫を食べる?

今回は、蝶の幼虫である青虫を、カナヘビが食べるのかどうかというテーマになります。
野菜の葉を食べて生きている青虫は、ほぼ同じ野菜の葉を食べて暮らしているので、野菜を食べないカナヘビが青虫を食べることができれば、貴重なビタミン・ミネラル源となります。
その体が緑色になるほどですから、野菜の葉の栄養は十分に摂取していると考えられビタミンベータカロチン、そしてタンパク質は十分なはずです。

カナヘビは青虫を食べるの?

結論から申し上げると、カナヘビは青虫を食べます
むしろ好物と言えるほど良く食べます。
青虫を食べるカナヘビ
チビも食べますし、大人カナヘビも食べます。

青虫の体は柔らかいので食べやすいのでしょう。
大きな青虫を食べる子供カナヘビ
自分の体程の青虫でも食べてしまいます。

特に大人カナヘビは、ケージの外に青虫が見えただけでも近くに寄ってくるほどです(笑)。

ちなみに、うちのカナヘビたちに与えている青虫は、自宅で管理している無農薬の畑から採取した個体となります。
農薬を使った畑などで捕れる青虫を与える際は十分注意してください。

また、青虫に似た生物としてハイマダラノメイガの幼虫も与えてみると食べてくれました。
ハイマダラノメイガの幼虫を食べるカナヘビ
通称ダイコンシンクイムシですね。
これらの幼虫のように、野菜を食べている青虫・芋虫はだいたい食べるといって良いのかもしれません。

ただ何の幼虫か分からない、蛾などの異色な幼虫はあまり食べないかもしれません。
黒や茶色い芋虫はやめておいた方が良さそうです。

青虫の調達方法

青虫はブロッコリーやキャベツ、白菜などの葉を好んで食べます。
そのため成虫は、孵化した幼虫がすぐにその葉を食べれるように、これらの野菜の葉の裏に産卵します。

このことから、庭やベランダで防虫対策なしで野菜を育てておけば、勝手に蝶がやってきて産卵してくれます。
青虫を手に入れることに必要な手間は水やりくらいで、もちろん農薬を使用せず放置しておくだけで、安全な青虫を調達することができます。
肥料などを使えば早く大きく成長し虫を引き寄せる効果もあるので、試してみても良いと思います。

苗などはホームセンターで売っています。
しかも青虫は野菜の外側の葉を食べているため、ブロッコリーであれば、収穫して人間が食べることもできてしまいます。
一石二鳥ですね。

うちで栽培しているブロッコリーからは、大小あわせて10匹近い青虫をゲット。
カナヘビは青虫を食べる?
屋外で放置していると野菜全体をやられてしまう可能性があるので、一定程度の大きさになったら、写真のようなケースに移し替えておくと良いと思います。
すぐに使用しない場合は、野菜の葉も一緒に入れておきましょう。

大体1日~2日で葉を食べつくしてしまうので、補充するかカナヘビに与えてしまえばOKです。
葉を食べつくす青虫
比較的長く生きていてくれますし、ブロッコリーやキャベツなどの冬野菜にも発生(11月ごろまで産卵)するので、冬の餌不足時にも大変役に立ってくれています。
冬の餌に困っている方、ぜひ野菜栽培から初めてみてはいかがでしょうか?

続いてはカナヘビは冷凍コオロギを食べる?を検証してみます。

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