カナヘビは冷凍コオロギを食べる?
生きたコオロギが苦手な方や、コオロギの飼育・管理が面倒と言う方に便利な冷凍コオロギ。
爬虫類を飼育されている方では、冷凍コオロギを使用している方も多いようです。
今回は、カナヘビは冷凍コオロギを餌として認識するか、そして食べるのかどうかを確かめてみました。
冷凍コオロギを購入
まず冷凍コオロギの入手からですが、私自身ペットショップなどで冷凍されたコオロギを見たことはありません。
冷凍コオロギを購入する際は月夜野ファームさんのオンラインショップを利用しています。
こちらが実際に届く商品の外箱。
月夜野ファームさんでは、種類や豊富なサイズから選ぶことができるので重宝しています。
今回購入したのは、ハウスクリケット(イエコオロギ)の3令10グラムというものです。
約300匹入っていて、カナヘビに与える分としては十分すぎる量です。
近くで見ると生きているかのような雰囲気があって、鮮度も良さそうです。
3令だと、1cmをギリギリ超えるくらいの大きさとなります。
カナヘビにはこれくらいがちょうどよいと思います。
1つ1つの個体が大きくないので、室温で2分ほど出しておけば自然解凍されます。
逆に言えば、出しっぱなしにしておくとすぐに溶けてしまうので、使う分だけ出したらすぐに冷凍庫に入れたほうが良いです。
冷凍コオロギにも、カルシウムのダスティングを行います。
溶けたばかりで表面が湿っているので、粉もしっかりくっついてくれます。
それではカナヘビに与えてみましょう。
カナヘビは冷凍コオロギを食べるのか?
最初はピンセットで揺らしながら与えてみます。
普通なら、食べても食べなくても餌を見せると近くによって来るのですが、シェルターから出てくる様子もありません…。
初めての餌で警戒しているのでしょうか。
置き餌に変えて持久戦です。
近くまで寄ってきてコオロギを見てはいるのですが、やはり食いついてくれません…。
コオロギを見てベロを出したりしていないので、生きたコオロギとの違いを察知しているのかも…。
このままだと、せっかく購入した冷凍コオロギが全て無駄になってしまうので、1日餌を抜いて再度トライ。
この日は初めから置き餌で挑戦します。
何度か近くを通り過ぎる様子が見られ、気にしている感じがあります。
食べたそうにベロも出しているので、今日は食べてくれそうな雰囲気です。
そして、置き餌にしてから5分。
慎重に近づいてパクッ!
今日はしっかり食いついてくれいました!
そして、外れた足までしっかり食べて完食。
冷凍コオロギが無駄にならなくてよかった~…。
別の日にも冷凍コオロギを与えてみましたが、しっかり食いつきました。
ということで、カナヘビは冷凍コオロギを食べます!
ただ、飛びつくような食いつきは見られず「お腹がすいていると食べる」という感じなので、やはり生き餌にはかないません。
それでも食べてはくれるので、外で虫が捕れない冬には貴重な餌と言えます。
ミルワームや人工飼料と併用すれば、冬でもレパートリーが増え、拒食対策にもなりそうです。
生きたコオロギが苦手な方、冬の餌にお困りの方、冷凍コオロギは飼育の手間もかからないのでオススメです!
次はカナヘビはコガネムシの幼虫を食べる?を検証してみます。