レオパを初めてお迎えしたときの話し
カナヘビの飼育から爬虫類愛に火が付いたのか、夜な夜な爬虫類動画を見漁っていたわたし。
数ある爬虫類動画の中でも、私のハートを鷲掴みにしたのは【ヒョウモントカゲモドキ】いわゆるレオパでした。
最近人気の爬虫類で、カナヘビにはないゆったり感と安心感が特徴的な生きものです。
夜中に動画を見ては「飼ってみたい!」という感情が沸き上がり、朝になると「いや…やめておいたほうがいいかな…」と思ったり、そんな葛藤を繰り返しながらYou Tubeを見続ける日が続いていたある日のこと。
きっかけはレオパ本人とのご対面
ある日、人工飼料にも慣れていたカナヘビの食いつきが突如として悪くなり、
「そろそろコオロギの出番かな…?」と思い、久しく与えていなかったコオロギをネット注文しようとしていました。
しかしこの日は祝日と言うこともあり、子供たちも家にいて、せっかくだし子供たちを連れてペットショップに行き、犬や猫を見ながらそこでコオロギを買うのも良いかなぁと思いたったのです。
そしてペットショップに到着し爬虫類コーナーに向かうと…見つけてしまったのです。
そう、可愛らしくこちらを見つめるレオパの姿を。
このペットショップには、その日の時点で5匹ほどのレオパが販売されていて、基本色となるハイイエローからスノー、ブリザードなども販売されていました。
そんな中で私が見た動画の中で気になっていたのは、上の写真のような黒い斑点が少なく色鮮やかな種類。
さらに成体よりも幼体から飼育できたらいいな~と思っていましたが、この子は生後約2ヵ月とその点までもクリア。
「ぐ…ぐぐぐ…。」
今にも『この子ください』と言う言葉が喉から出てきてしまいそうな可愛さ…
さらに私の背中をグイグイ押してくる、一緒に見ていた子供たちの「かわいい!」と言う声…。
「どうするべきか…」
(あ…もうダメだ…言ってしまおう…)
『いやしかし!!!』
長くて10年も生きる生きものを衝動買いしていいのか?というあまりに正論なモラル的な何かが私を抑え込み、なんとかその言葉を食道あたりまで戻すことができ、その日は撮影したレオパの写真とコオロギだけを手に持ち帰宅。
この日の夜、思春期を迎えた中2のようにレオパのことしか考えていませんでした。
ついにレオパをお迎え!
翌朝、目が覚めてカナヘビのケージに向かうも、考えていることと言えば昨日ペットショップで見たレオパのこと。
子供たちの朝の支度なんてしている余裕もありません。
「自分たちでやりなさい!」
魔法の一言ですべてを蹴散らします。
こんな状態では仕事すら手につかないかも…、こんなに悩むくらい欲しいなら飼ってもいいのかもなぁ…。
そんな感情が心を支配していたその日の夕食どき。
家族全員が揃う中で、レオパをお迎えしたいと思っていることをなんとなく伝えてみました。
お金のこと、お世話のこと、色々と説明し、条件付きではありますが、意外にもすんなり了承を貰うことができました。
そして次の日、中1日で子供たちと再度ペットショップに向かうことになりました。
ペットショップへは車で10分くらい。
はやる気持ちを抑えながら、安全運転で店舗に到着。
(成約されていないかなぁ…)と不安になりながら恐る恐る売り場に近づいてみると、そこにはシェルターと壁の隙間に入り込んで、それはそれは無様な格好をしたハイポタンジェリンが横たわっていました!
「よかった~!まだいた!」
と子供たちと喜び合ったことを覚えています。
さっそく店員さんに購入の旨を伝え、一緒に各所ボディチェックを行っていきました。
手足やお腹、瞼や尻尾に至るまで、どこにも異常がないかを確認していきます。
そしてここで言われたのが、レオパは後日異常が見つかっても返品や補償が効かない生き物ということ。
レオパを購入するのは初めてなので知識が無いものの、目を凝らしてレオパを見まくりました。
他にも購入の際の注意事項や契約条項の説明を受け『爬虫類の購入でもここまでしっかりするんだ~』と細かい文字の書面を見ながら、少しだけ戸惑ったのを覚えています。
それでも説明してくれる店員さんが優しく【レオパを丁寧に扱ってきた】という雰囲気を感じることができたので、最後には気持ちよく契約を取り交わすことができました。
その後店員さんから、
「この子は人工飼料もしっかり食べてくれる子です!」
という話しを聞いたため、家にカナヘビがいてレオパブレンドフードとドライフードがあることを伝えました。
それでも構わないけれど初日は慣れている餌があった方が安心という説明を聞き「それもそうだ」と妙に納得し、今食べているレオパゲルを一緒に購入することになりました。
あとは専用ケージと、お店で使用していたものと同じシェルターを購入。
ケージはレプティギア365を購入。
狭すぎず大きすぎず調度よいサイズで、観音開きなので子供たちもお世話がしやすいと思い購入しました。
結果的には大正解でした。
透明度も高くレオパを見やすいですし、扉も大きいのでお世話も楽です。
肝心のレオパは、総菜パックのような透明なプリンカップに入れられ、ケースの底にホッカイロを貼って帰宅。
無事に自宅へレオパを迎え入れることができました。
ネットで注文していたパネルヒーターだけが到着していなかったので、この日はペットショップで貼ってもらったカイロを入れておいてあげました。
ほんのり暖かかったのか、カイロの上で休む姿も可愛らしいです。