カナヘビの交尾から妊娠、産卵までの流れ
こちらでは、カナヘビが交尾を行い、メスカナヘビ(チビ)が妊娠、そして産卵を行うまでの様子をご紹介します。
産卵までにかかる日数であったり、体系の変化なども合わせてご紹介しますので、カナヘビを飼育されている方は参考にされてみてください。
カナヘビの交尾
カナヘビが交尾を行ったのは、雄のカナヘビが冬眠から明けた10日後の朝のことでした。
交尾は20分ほど続き、上の写真にもあるように、オスがメスに噛みつく形で行われました。
冬眠明け10日といっても、雄のカナヘビは冬眠から目覚めたばかり。
まだ本調子じゃないと思っていたので、交尾をしている姿を見たときはビックリしました。
『冬眠から目覚める=春』という感覚で、このタイミングで子孫を残そうとするのは本能なのかもしれませんね。
交尾後、メスのカナヘビ(チビ)は落ち着きがなく少しウロウロしていました。
去年の夏、赤ちゃんだったチビを庭で捕まえて、この春にはもうお母さんになるなんて、生き物のサイクルはとても早いです。
交尾後、妊娠中のカナヘビの変化
交尾後、メスのカナヘビは餌を良く食べるようになりました。
いっぱい食べて元気な卵を産んでもらいたいと思って、コオロギを買ってきたのですが、久しぶりすぎるコオロギは食べませんでした(汗
結局食べたのは、いつもと同じレオパブレンドフードと野菜をガットローディングしたミルワーム。
それでも量はいつもの1.5倍~2倍は食べていました。
交尾後2日後の様子。
見た目には変化が分かりません。
こちらは交尾後5日後のカナヘビ。
少しお腹が膨らんできましたが、これくらいなら餌を食べた後でも膨らむので、なんとも言えません。
そして交尾から9日後。
下半身が膨らんできて、妊娠しているのが分かるようになってきました。
そして交尾から10日目、急に脱皮をしました。
このタイミングで脱皮!?と思ったのですが、お腹の皮が大きく伸びるように皮膚を新しくしているのかもしれません。
それにしてもワイルドな脱皮の仕方ですよね(笑)。
交尾を行ってから13日後。
ここまでくると、妊娠して卵がお腹にいることがハッキリと分かってきました。
卵が何個あるのか?というところまでは分からないものの、1つや2つではなさそうな感じがします。
そして妊娠中のある夜。
普通ならライト類を消して暗くなると寝床に行くのですが、どうも寝る様子がありません。
人間と同じように、カナヘビも妊娠するとホルモンバランスが変わるのでしょうか?
そうだとしたら人間みたいですね(笑)
観察しているとずっとこちらを見ているので「お腹がすいているのかも」と思い、餌を与えてみました。
するとすぐに近寄ってきて、餌をパクリ。
カナヘビのお夜食です(笑)。
やっぱり妊娠中はお腹がすくのでしょうか?
カナヘビの産卵
出産の時期は思ったより早くやってきました。
ネット上では20日~1ヶ月程度と書いてあったため「まだもう少し先かなぁ~」なんて思っていたのですが、うちのカナヘビの場合18日目で産卵となりました。
(やっぱりネットの情報はあまりあてにならないです…。)
産んだ卵は全部で5つ。
どれも苔の下に産み落とされていました。
産卵が終わったメスカナヘビはお腹がすいていたらしく(前日餌を食べなかった為)、私が近くで卵を見ていると手元まで寄ってきます。
ミルワームを与えるとすぐに食いつき、2匹を平らげました。
産卵を見ることはできなかったのですが、無事に卵を産んでくれてホッとしました。
(前日に餌を食べなかったのは出産間近だったからなのかもしれません。)
一方卵についてですが、このままにしておくか、それとも人工的に管理するか、どうするか迷ったのですが、今後の為にもいくつかの条件に分けて卵を管理してみることにしました。
1つはそのままにしておく。
2つは水分の多い水苔に乗せて管理。
もう2つは、水苔と腐葉土を混ぜたやや湿度の低い土に乗せて管理。
さて、無事にカナヘビベビーは生まれてきてくれるでしょうか?
この結果は次回のカナヘビの卵が孵化しない!?カナヘビの赤ちゃんが生まれるまでにてご紹介しています。